#0121サルスベリLagerstroemia indica

サルスベリ
Lagerstroemia indica

百日間咲くほどの長い開花期!
その名は百日紅

別名:百日紅(ひゃくじつこう)
英名:Crape flower
科名:ミソハギ科
属名:サルスベリ属
学名:Lagerstroemia indica
原産地: 中国南部
開花期: 7-10月
落葉低木または中高木

個性

植物たちには
それぞれ個性があります


・サルスベリの名は樹皮がサルが滑るほどつるつるしていることから。(実際は滑らず平気で登る)

・夏の間、紅色や白色などの花を咲かせ、景観を彩る。

・開花期が長いのが特徴。一つの花の開花期間が長いというよりも、次々と咲かせることで長期間楽しめる。

・花が束になって咲くので華やか。一つ一つの花の形もまた奇抜で面白い。

朝鮮に伝わる、サルスベリにまつわるお話です。

昔、朝鮮の海岸の漁村では、生贄を竜神に捧げることで、水難を防ぐ習があった。その生贄に村一番の長者の娘が選ばれた。娘は犠牲者として最後の化粧を終え、海岸に立って竜神を待っていると、この国の王子が船に乗ってこの岸に着く。

そして娘から事情をきいた王子は、娘のために竜神と戦って征伐。このことがきっかけで、王子とこの娘は恋仲になるが、王子は王の命令で他に行く場所があったので、百日を期して再びここに戻ることを約束し別れることになった。

しかし、娘は百日を待たずになくなってしまった。百日目に戻ってきた王子だったが、娘の死を知り嘆き悲しんだ。その娘の遺体を丁重に埋めてやったところ、その場所に1本の木が生えてきた。

そして咲いた花は、百日もの長い間花を咲かせ続けた。村の人々は、それを見て、娘の生まれ変わりだとし、百日紅と名付けた。

花にまつわる伝承はいろいろな形で存在していて楽しいですね。

学名

~名は体を表す⁉…
学名は世界共通の名前です


Lagerstroemia
ラジェルストレミア

18世紀スウェーデンの起業家
マグナス・ラガーストローム
Magnus Lagerstrに由来

indica
インディカ

インドの

植物たちは様々なシーンで
魅力的な姿を見せてくれます


サルスベリ