#0108キキョウPlatycodon grandiflorus

キキョウ
Platycodon grandiflorus

英名はバルーンフラワー。蕾がとても可愛いのです。

科名:キキョウ科
属名:キキョウ属
学名:Platycodon grandiflorus
原産地:日本を含む東アジア
開花期: 6-10月
落葉 多年草

個性

植物たちには
それぞれ個性があります


秋の七草の一つ。万葉の時代から愛されてきた。

・家紋にも使われ、明智光秀や加藤清正の家紋として有名。

蕾は気球や風船のようにぷっくりしており、英名はバルーンフラワー。

・自生種は日当たりのよい草原や山地に見られるが、日本国内ではこういった場所が減っており、絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危険が増大している種)とされている。

・風通しの良い日なたが好き。過湿で立枯れ病、茎腐れ病など。

・代表的な花言葉「永遠の愛」「変わらぬ愛」

英名は「Balloon flower」(バルーンフラワー)
風船の花。つぼみがバルーンのようにぷっくりとしています。

秋の七草の一つでもあるキキョウ。古来より、その美しい花に魅了され、万葉の時代から日本人の心を掴んできました。武士の旗印や家紋などにもよく使われ、有名どころでは、あの明智光秀、加藤清正あたりが家紋として使用しています。

英語では【バルーンフラワー(風船の花)】といいます。これは、つぼみの状態が膨らんだ風船のような形であることから名づけられました。花が開けば、その清楚で可憐な姿に目を奪われ、つぼみでもその愛らしさに目を奪われ、愛される理由がよく分かります。

キキョウの代表的な花言葉に「永遠の愛」「変わらぬ愛」とあります。海外でも同じように「Endless love」という花言葉が当てられているようです。

また、「The return of a friend is desired.」(友の帰りを願う)という、無事の「帰郷」を願う象徴として扱われることもあるようで、やはり、その中心には「帰りを想い続ける、永遠の愛」に繋がるのかもしれませんね。

園芸店などでも苗が売られており、身近な存在の花ですが、実は、野生のものは徐々に減ってきており、環境省のレッドデータでは絶滅危惧Ⅱ類(UV)に指定されています。自然の山野に秋を前にして咲くキキョウの可憐な姿が徐々に見られなくなってきているそうです。

数百年の間、日本の美を伝え繋いできたキキョウ。是非、次の世代、そのまた次の世代にも受け継いでいきたいものです。

学名

~名は体を表す⁉…
学名は世界共通の名前です


Platycodon
プラチコドン

「platys」…広い

「codon」…鐘

grandiflorus
グランディフロルス

「grandiflorus」… 大きい花

植物たちは様々なシーンで
魅力的な姿を見せてくれます


キキョウ
キキョウ
キキョウ