ナンキンハゼ
Triadica sebifera
赤く染まる紅葉。蝋燭の炎を作る種子
科名:トウダイグサ科
属名:ナンキンハゼ属
学名:Triadica sebifera
原産地:中国、東南アジア
紅葉の時期:11月ごろ
落葉高木
個性
植物たちには
それぞれ個性があります
・ウルシ科のハゼノキ(別名蝋の木)のように果実に脂肪が多く含まれ、ろうそくの材料として使われるようになった。
・中国原産なのでナンキン(南京)ハゼ。
・秋には鮮やかな紅葉。
・果実は三角で黒く熟し、3個の種子が入っている。種子は白く、紅葉から落葉後までとどまるため、白がよく目立つ。
果実に【脂肪】を多く蓄えており、【ろうそく】の材料として使われるようになった、中国原産の木です。
ナンキンハゼと言えば、秋のきれいな紅葉です。ぜひ秋に来てくださいませ。その鮮やかさに惚れます。
また、葉っぱを落とす落葉樹ですので、冬の間は【丸坊主】。落葉樹は春になると芽が膨らみ葉っぱをひろげます。
ところが・・・他の落葉樹がどんどん葉っぱをひろげているのに【ナンキンハゼ】はなかなか目を覚まさない。そう、ナンキンハゼはレッドヒルの中ではかなりの「ねぼすけ」さんなんです。ホント遅~くに葉っぱを広げ始めます。
暖かい春の日差しの中、まだ寝ているようなら「もう春ですよ~」と、起こしてあげてください。
学名
~名は体を表す⁉…
学名は世界共通の名前です
Triadica
トリアディカ
「Tri」…3つの※
+
「adica」…(不明)
※“3つ”は3数性を意味する。
花被、おしべ、めしべの数が3の倍数。被子植物では珍しい。
sebifera
セビフェラ
「脂肪のある」
果実に脂肪を多く蓄えていることから。
美
植物たちは様々なシーンで
魅力的な姿を見せてくれます