マンリョウ
Ardisia crenata
千両・万両は縁起物
科名:ヤブコウジ科
属名:ヤブコウジ属
学名:Ardisia crenata
原産地:日本、朝鮮半島、中国、
台湾、インド、東南アジア
果実の鑑賞期:11-1月
常緑低木
個性
植物たちには
それぞれ個性があります
・冬に熟す赤い果実が美しく、観賞として栽培される。センリョウ(千両)と共に正月などの縁起物。
・花は白色で7月に咲く。実の観賞は11月前後から翌年の2月ごろまで楽しめる。
・センリョウは実が上向きに付き、マンリョウは実が下向きに付く。
・縁が波打っているような葉も特徴的で、ホタテ貝の殻の形意味する学名がついている。
・古典園芸植物の一つで、江戸時代に育種改良され、葉の形など変異が楽しまれていた。
光沢のある赤い実と濃い緑色のコントラストが美しい「万両」。正月の縁起木として親しまれていますね。日本では、関東地方以西~四国・九州・沖縄に自生しています。
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お金の名前が付く植物は、マンリョウ以外にもあります。
センリョウ科の千両(センリョウ)、ヤブコウジ科の百両(カラタチバナの別名)、ヤブコウジ科の十両(ヤブコウジの別名)、アカネ科の一両(アリドオシの別名)と一両から万の位まであるんです。どうせなら、位の大きいものを育てたくなるのは、人の性でしょうか。
どれも秋~冬にかけて赤い実が付きます。
ちなみにセンリョウは【上向き】に実がなり、マンリョウは【下向き】なんだそう。万両の方が、千両よりも重量が重いからでしょうか?。
千両くらいでは、人に自慢してみせびらかしたくなるので実が上に、万両になると泥棒が怖くて隠したくなるから下に実がつくっていう洒落もあるみたいです。
やはり、名前のごとく商売繁盛の縁起木と言われます。
もしかしたら貴方も億万長者に?
学名
~名は体を表す⁉…
学名は世界共通の名前です
Ardisia
-アルディシア-
「ardis」…先の尖った、先端、矢
crenata
-クレナータ-
波形、ホタテ貝のようなギザギザの扇形、ホタテ貝の殻
美
植物たちは様々なシーンで
魅力的な姿を見せてくれます