ニホンスイセン
Narcissus tazetta var. chinensis
学名の由来は
ギリシア神話の美少年
科名:ヒガンバナ科
属名:スイセン属
学名:Narcissus tazetta var. chinensis
原産地:地中海沿岸、日本、中国
開花期:11-4月
多年草(耐寒性球根)
個性
植物たちには
それぞれ個性があります
・春の訪れを感じるころ、スッと伸びた花茎に黄色の盃状の冠が印象的な愛嬌のある花を咲かせる。
・日当たり大好き。風通し、水はけのよい場所を好む。多湿は球根の腐敗につながる。
・夏の暑さには弱い。冬は戸外へ。充分に寒さに当てることで春に花が咲く。
・花言葉は「自己愛」など、ナルシスト的な意味のものが多い。
・学名のNarcissusはギリシア神話の美少年ナルキッソスに由来する。ナルキッソスは、ナルシストの語源でもある。
・とても上品で美しいので自分で自分に見とれてしまうのもうなづける。
・ニラによく似ているが、毒がありこちらは食べられない。
・誤食による食中毒事例もあるほど。ニラとスイセンを一緒に植えないようにする。
スイセン属には、ニホンズイセンやラッパスイセンなど品種が数多くありますが、この属に含まれるものを総称してスイセンと呼んでいます。球根植物です。
茶道の世界で重宝される、とても高貴な花でもあり、凛とした花姿とよい香りは、身が引き締まりますね。
雪の中から、春の訪れを告げることから、別名で雪中花と呼ばれます。スペイン、ポルトガル、北アフリカなど地中海沿岸が原産地。ほのかな香りや可愛らしい姿から日本古来から親しまれてきました。
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ですが、毒性があります。
ニラやタマネギなんかと間違えやすいため、誤って食べてしまい食中毒を起こすことも。
見分け方は、スイセンにはニラのような匂いがない。ニラは髭根、スイセンは球根。
ニラを育てている横ではできるだけ、スイセンを咲かせないようにしましょう。
スイセンの咲く時期は、お鍋もおいしい季節です。くれぐれも、お間違えの無きよう注意が必要です。
学名
~名は体を表す⁉…
学名は世界共通の名前です
Narcissus
-ナルキッスス-
ギリシャ神話に登場する美少年
ナルキッソスに由来
tazetta
-タゼッタ-
イタリア語で小さな
コーヒーカップを意味する
美
植物たちは様々なシーンで
魅力的な姿を見せてくれます