キショウブ
Iris pseudacorus
昔は大変重宝されていました。今は・・・
科名:アヤメ科
属名:アヤメ属
学名:Iris pseudacorus
原産地:西アジアからヨーロッパ
開花期:4-6月
多年草(帰化植物)
個性
植物たちには
それぞれ個性があります
・西アジア、ヨーロッパ原産。黄色の花を咲かせるショウブということで黄菖蒲。
・湖沼、河川など水辺や湿地などでよくみられる。
・明治頃から栽培され、観賞用として黄色のハナショウブが少なかったため、重宝されていた。
・ところが、現在では、拡散しすぎてしまい、環境省から「生態系被害防止外来種リスト」の「重点対策外来種※」として目を付けられている。※甚大な被害が予想されるため、対策の必要性が高いもの。
それまでは、ハナショウブには黄色がなく、珍しかったので明治頃から栽培され重宝されていました。
しかし、本来の自生地である湿地以外にも広がってしまい、元気よく育ってくれてしまったものですから、現在は、「要注意外来生物として環境省から目を付けられている子です。
「君、珍しいね、いいよ、個性あるね!すごくいい!」
と、おだてられ、気をよくして頑張って生育範囲を拡大したら、今度はやりすぎだぞと目を付けられてしまったわけです。
なんだか、かわいそうな気もします。
学名
~名は体を表す⁉…
学名は世界共通の名前です
Iris
-イリス-
虹
pseudacorus
-シューダコルス-
「pseudo」…偽の、似た
+
「acorus」…ショウブ属
美
植物たちは様々なシーンで
魅力的な姿を見せてくれます