#0065キショウブIris pseudacorus

キショウブ
Iris pseudacorus

昔は大変重宝されていました。今は・・・

科名:アヤメ科
属名:アヤメ属
学名:Iris pseudacorus
原産地:西アジアからヨーロッパ
開花期:4-6月
多年草(帰化植物)

個性

植物たちには
それぞれ個性があります


・西アジア、ヨーロッパ原産。黄色の花を咲かせるショウブということで黄菖蒲。

・湖沼、河川など水辺や湿地などでよくみられる。

・明治頃から栽培され、観賞用として黄色のハナショウブが少なかったため、重宝されていた。

・ところが、現在では、拡散しすぎてしまい、環境省から「生態系被害防止外来種リスト」の「重点対策外来種※」として目を付けられている。※甚大な被害が予想されるため、対策の必要性が高いもの。

キショウブ Iris pseudacorus
「重点対策外来種の君」
昔は、重宝されていましたが、元気が良すぎて、
至る所に拡散しすぎたため
目をつけられてしまったようです。

それまでは、ハナショウブには黄色がなく、珍しかったので明治頃から栽培され重宝されていました。

しかし、本来の自生地である湿地以外にも広がってしまい、元気よく育ってくれてしまったものですから、現在は、「要注意外来生物として環境省から目を付けられている子です。

「君、珍しいね、いいよ、個性あるね!すごくいい!」

と、おだてられ、気をよくして頑張って生育範囲を拡大したら、今度はやりすぎだぞと目を付けられてしまったわけです。

なんだか、かわいそうな気もします。

学名

~名は体を表す⁉…
学名は世界共通の名前です


Iris
-イリス-

pseudacorus
-シューダコルス-

「pseudo」…偽の、似た

「acorus」…ショウブ属

植物たちは様々なシーンで
魅力的な姿を見せてくれます


キショウブ Iris pseudacorus