モクレン
Magnolia quinquepeta
上品に春の景観を演出
別名:シモクレン
科名:モクレン科
属名:モクレン属
学名:Magnolia quinquepeta
原産地:中国南西部
(雲南省、四川省)
開花期:3-4月
個性
植物たちには
それぞれ個性があります
・中国原産。4月頃、濃い紅色から桃色のグラデーションが美しい6枚の花弁と3枚の萼をつけ、上品な強い芳香を放つ。
・近縁種に白い花をつける「ハクモクレン(Magnolia denudata)」がある。モクレン(Magnolia quinquepeta)は低木だが、ハクモクレンは大型で10~15mにも成長する。
・ハクモクレンとよく似ているものに、日本原産の「コブシ(Magnolia kobus)」がある。コブシは花と一緒に付け根に一枚の葉(4cmくらい)がつく。ハクモクレンはそれがない。
**その他の違い**
1)花びらが肉厚で幅広はハクモクレン、小さく薄いのがコブシ。
2)閉じ気味に咲くのがハクモクレン、花びらが全開するのがコブシ。
3)上を向いて咲くのがハクモクレン、色んな方向を向いてい咲くのがコブシ。など。
木蓮。
花が蓮の花に似ているとされ、この名が付きました。花色が紫色のため紫木蓮(シモクレン)とも呼ばれています。近縁種には、白色の花を咲かせる白木蓮(ハクモクレン)があります。
シモクレン、ハクモクレンは共に中国原産ですが、同じモクレン科モクレン属で日本原産にはコブシがあります。
コブシは花が白く、ハクモクレンと見分けがつきにくいですが、花が咲いている時に、花の付け根に葉が付いている方がコブシです。
コブシの名の由来については諸説あり、開花の様子が子供の握りこぶしのようである説、だったり、蕾の形そのものが握りこぶしに似ている説だったり、果実の形が凸凹しているので握りこぶしに似ている説だったり。
いろいろあるようですが、どれも握りこぶしから来ているような感じです。
ちなみに学名の種小名はkobusで、英名は、Kobushi magnolia。
英語圏ではコブシでも通じそうです。
学名
~名は体を表す⁉…
学名は世界共通の名前です
Magnolia
-マグノリア-
18世紀のフランスの植物学者
Pierre Magnol(ピエール・マニョール)に由来
quinquepeta
-クインクエペタ-
5枚の花弁の※
※実際は6枚の花弁である
美
植物たちは様々なシーンで
魅力的な姿を見せてくれます