#0047モクレンMagnolia quinquepeta

モクレン
Magnolia quinquepeta

上品に春の景観を演出

別名:シモクレン
科名:モクレン科
属名:モクレン属
学名:Magnolia quinquepeta
原産地:中国南西部
(雲南省、四川省)
開花期:3-4月

個性

植物たちには
それぞれ個性があります


・中国原産。4月頃、濃い紅色から桃色のグラデーションが美しい6枚の花弁と3枚の萼をつけ、上品な強い芳香を放つ。

・近縁種に白い花をつける「ハクモクレンMagnolia denudata)」がある。モクレン(Magnolia quinquepeta)は低木だが、ハクモクレンは大型で10~15mにも成長する。

・ハクモクレンとよく似ているものに、日本原産の「コブシMagnolia kobus)」がある。コブシは花と一緒に付け根に一枚の葉(4cmくらい)がつく。ハクモクレンはそれがない。

**その他の違い**

1)花びらが肉厚で幅広はハクモクレン、小さく薄いのがコブシ。
2)閉じ気味に咲くのがハクモクレン、花びらが全開するのがコブシ。
3)上を向いて咲くのがハクモクレン、色んな方向を向いてい咲くのがコブシ。など。

名曲「木蘭(モクレン)の涙」
1993年に発売されたこの曲は、多くのアーティストに支持され、カバー曲を歌うアーティストも数多くいる。

木蓮。

花が蓮の花に似ているとされ、この名が付きました。花色が紫色のため紫木蓮(シモクレン)とも呼ばれています。近縁種には、白色の花を咲かせる白木蓮(ハクモクレン)があります。

シモクレン、ハクモクレンは共に中国原産ですが、同じモクレン科モクレン属で日本原産にはコブシがあります。

コブシは花が白く、ハクモクレンと見分けがつきにくいですが、花が咲いている時に、花の付け根に葉が付いている方がコブシです。

コブシの名の由来については諸説あり、開花の様子が子供の握りこぶしのようである説、だったり、蕾の形そのものが握りこぶしに似ている説だったり、果実の形が凸凹しているので握りこぶしに似ている説だったり。

いろいろあるようですが、どれも握りこぶしから来ているような感じです。

ちなみに学名の種小名はkobusで、英名は、Kobushi magnolia。
英語圏ではコブシでも通じそうです。

学名

~名は体を表す⁉…
学名は世界共通の名前です


Magnolia
-マグノリア-

18世紀のフランスの植物学者
Pierre Magnol(ピエール・マニョール)に由来

quinquepeta
-クインクエペタ-

5枚の花弁の※
※実際は6枚の花弁である

植物たちは様々なシーンで
魅力的な姿を見せてくれます


モクレン Magnolia quinquepeta