ツルバギア
Tulbaghia
瑠璃色のニラ?
和名:瑠璃二文字
英名:ソサエティ・ガーリック
科名:ネギ科
属名:ツルバキア属
学名:Tulbaghia
原産地:南アフリカ
開花期:
T.フラグランス3-5月
T.ビオラセア5-10月
多年草 球根
個性
植物たちには
それぞれ個性があります
・アガパンサスを小さくしたような可愛らしい姿。アガパンサス同様にこちらも南アフリカ原産。
・スイセンのように副花冠(ふくかかん)がある。
・ネギ科ということもあり、茎や葉からはニラやネギ特有の香りがする。
・主に栽培されるのは2種類で、ビオラセア(T.voilacea)とフラグランス(T.fragrans)。
・ビオラセアは、開花期間が比較的長く、5月~10月。フラグランスは、3~5月の春咲き。
・ビオラセアは和名を瑠璃二文字(ルリフタモジ)といい、二文字というのはニラの事を指す。ちなみに一文字はネギのことである。
・フラグランスは、その名の通り、甘い香りを発する。切り花に適しているのはこの種くらい。
・耐暑性は高く病害虫に強い。
・冬は地上部が枯れ、球根で越冬する。(凍らなければOK)
ツルバキア。
南アフリカ原産の球根性植物で、和名をルリフタモジ(瑠璃二文字)といいます。「二文字」はニラことで、つまり、瑠璃色のニラということです。
英名をソサエティ・ガーリックといいます。ニラとかニンニクとか、何だか匂いが気になる名前の植物ですね。
そうです。ツルバキアは、葉や茎を傷つけるとニンニクのような匂いがします。
主に栽培されているのは2種類で、ビオラセア(Tulbaghia violaea)とフラグランス(Tulbaghia fragrans)。
ビオラセアは「すみれ色の」という意味です。他にもカトレア・ビオラセアとかファレノプシス・ビオラセアなど、いろんなビオラセアがあります。全部、すみれ色が関係しています。
一方、春咲きのツルバキア・フラグランスは、花から沈丁花を爽やかにしたような甘い芳香を発します。
フラグランスは、「芳香、良い香り」という意味です。エピデンドルム・フラグランスとか、ドラセナ・フラグランスなど、いろんなフラグランスがあります。
ニラやネギなどの刺激臭を持ったり、爽やかな甘い芳香臭を持ったり、ツルバギアでも極端です。
学名
~名は体を表す⁉…
学名は世界共通の名前です
Tulbaghia
-ツルバギア-
18世紀オランダ東インド会社が設立した、南アフリカの植民地(ケープ植民地)の統治者ライク・ツルバグ(Rijk Tulbagh)に由来
violacea
-ヴィオラセア-
すみれ色の
fragrans
-フラグランス-
芳香の
美
植物たちは様々なシーンで魅力的な姿を見せてくれます