アベリア
Abelia
鐘形の可愛い花。正月の「○○つき」に見立てて…
和名:ハナツクバネウツギ
(花衝羽根空木)
科名:スイカズラ科
属名:ツクバネウツギ属
学名:Abelia
原産地: 園芸品種
開花期: 5-11月
常緑低木
個性
植物たちには
それぞれ個性があります
・公園や道路沿いに植栽されていることが多く、鐘形の小さな白い花を多数咲かせる。
・一般によくみられるのはイタリアで作出された園芸品種で、初夏から秋までかなり長い開花期を誇る。
・葉が密になり、剪定もしやすいため、生け垣にも向く。
・和名はハナツクバネウツギ(花衝羽根空木)。
・ウツギに似ていること、花の後に残る五枚の萼が羽根つき(衝き)の羽根のように見えることから。
・学名アベリアで呼ぶと洋風感が漂うが、和名ハナツクバネウツギで呼ぶと渋さが漂う。
公園や道路沿いによく植栽されているアベリア。
鐘のような小さな可愛らしい花ですが、大きく育てると、あちらこちらに枝がびよんびよん伸びて、元気いっぱいに花を咲かせます。花の時期も大変長く、名前も花も可愛らしい、優秀な子です。
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どことなくオシャレでヨーロッパイメージを感じる名前アベリアですが、19世紀初頭、中国に外交目的で派遣された、イギリス人医師で博物学者のクラーク・エーベル(Clarke Abel)さんの名にちなんでいます。
当時の中国はまだあまり人の出入りの少ない秘境の地が多くあり、植物採集が盛んに行われていた地域の一つでした。このアベリアもその一つで、エーベルさんが採取した標本Abelia chinensis(タイワンツクバネウツギ)がイギリスへ送られています。
苗自体は、イギリスの著名なプラントハンターの「ロバート・フォーチュン」さんによって1844年にヨーロッパへわたっています。
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またエーベルさんは、スマトラ島にオランウータンがいるのを初めて報告したヨーロッパ人でもありました。スマトラオランウータンの学名はPongo abelii Lesson。しっかりとエーベルさんの名前が入っていますね。
ちなみに、昼に行動する霊長類の中で、群れずに孤独に生活するのはオランウータンだけとされています。広大な森の中で一人での行動・・・。とても勇気がいります。
学名
~名は体を表す⁉…
学名は世界共通の名前です
Abelia
アベリア
イギリスの博物学者、クラーク・エーベル(Clarke Abel)に由来
19世紀、中国で Abelia chinensis
(タイワンツクバネウツギ) を採集
美
植物たちは様々なシーンで
魅力的な姿を見せてくれます