#0107アジサイHydrangea macrophylla

アジサイ
Hydrangea macrophylla

七変化の秘密はあの元素が関係!?

科名:アジサイ科
属名:アジサイ属
学名:Hydrangea macrophylla
原産地:日本
開花期: 6-9月
落葉低木

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個性

植物たちには
それぞれ個性があります


・梅雨時期の定番だったが、促成栽培で今では母の日に送るお花の定番に。

・特徴の一つに土壌のpHで花の色が変わるが、土壌中のアルミニウムに関係している。(後述)

・咲きだしは薄い緑、→土質により赤や青→徐々に全て赤みを帯びてくる

七変化八仙花と呼ばれる。

・落葉性で日陰でもよく育つ。1-2m程度の低木で初心者でも育てやすい。

・日本原産。シーボルトによって海外に渡り、品種改良され、現在では逆輸入されている。

・シーボルトは、自身の妻「お滝」の名を学名Hydrangea otaksaとした。だが同種のものが登録されていたため、現在は残っていない。

「ボク、元素記号のAlが何の元素か知ってるよ。」
色の変化には理由があります。

アルミニウムとアジサイの青。

アジサイは、日本原産の落葉低木で、白、紫、青、赤などの萼が大きく発達した装飾花を持つ、お馴染みの植物ですね。

アジサイといえば、土のpHによって色が赤になったり青になったりすることがよく知られています。酸性の時は青、アルカリ性では赤ですね。実は、色の変化は、pHではなく、「アルミニウム(Al)」という元素の存在が大きな影響を与えています。

まず、アジサイの青は、アルミニウムが植物体内にある色素と反応することで発色します。アルミニウムが体内にたくさん吸収すれば青になるのです。

アルミニウムが体内に多いと青く発色する。

アルミニウムは土に含まれていますが、通常はそれほど植物に吸収されない形で存在します。

ところが、土が酸性になると、アルミニウムが溶け出し植物は体内に吸収しやすくなるので青色が発色するのです。

酸性の土は吸収できるアルミニウムが多い。

アジサイとアルミニウム(Al)。

一見関係のなさそうな両者の意外な関係、面白いですね。

学名

~名は体を表す⁉…
学名は世界共通の名前です


Hydrangea
ハイドランジア

「hydro」…水

「angeion」…容器

macrophylla
マクロフィラ

「macro」…大きな

「phylla」…葉

植物たちは様々なシーンで
魅力的な姿を見せてくれます


アジサイ

アジサイのお手入れ

▶︎アジサイの特徴

アジサイは、万葉の時代から古歌にも詠まれ、江戸時代には、茶花にも使われていました。日本で栽培されていたのがヨーロッパに渡り、品種改良され日本に逆輸入されたのが現在の品種です。

▶︎アジサイの置き場所

開花中は日当たりのよい室内が適しますが、1日に4時間程度は戸外で日光に当ててやります。

▶︎アジサイの水やり

年間を通じて、鉢土の表面が乾いたら水やりをします。

▶︎アジサイの肥料

3~9月の間、市販の液体肥料 (例・N:P:K=5:10:5)の1,000倍液を1ヶ月に2~3回施します。冬の間は必要ありません。

▶︎アジサイの植え替え

関東地方以西では3月~4月、寒冷地では4月~5月が適期です。2~3年もすれば鉢いっぱいに根がまわります。一回り大きな鉢に市販の園芸用土を使用し植え替えます。

▶︎アジサイの剪定

花が終わったらすぐにせん定を行います。遅くなると、花付きが悪くなります。

▶︎アジサイの増やし方

6月頃さし木で増やします。

アジサイのお手入れ方法

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