ミモザ(フサアカシア)
Acacia dealbata
本名はフサアカシアです
名:マメ科
属名:アカシア属
学名:Acacia dealbata
原産地:オーストラリア
開花期:3-4月
常緑高木
個性
植物たちには
それぞれ個性があります
・「ミモザ」という学名があるが、これはオジギソウの事
・ヨーロッパ人が輸入の際、フサアカシアをミモザ(オジギソウ)に似ているということでミモザアカシアと呼び、そのままミモザが定着。日本でもそのまま定着。
・フサアカシアはオーストラリアやアフリカに多く分布。雨の降らない乾燥地帯に生えているものが多い
・お店に売られているミモザには、フサアカシア(房アカシア)やギンヨウアカシア(葉が銀色)、パールアカシア(葉が丸い)など種類も豊富
・ドライフラワーにしてリースを作ったり観賞以外にも楽しさがある。
マメ科アカシア属の【フサアカシア】などのことを一般にミモザと呼んでいます。
ですが、ミモザ(mimosa)は、本来、パントマイムのように動く(ミモス・ミモサ)と言う意味から手を触れれば葉を閉じる【オジギソウ】ことを指します。オジギソウの学名はMimosa pudicaで、それこそがミモザなわけです。
では、なぜ、フサアカシアが、ミモザと呼ばれるようになってしまったのでしょう?
答えは、【間違えた】です。
葉や花のつき方がオジギソウ(Mimosa)と似ており、南フランスからイギリスに輸入された際、フサアカシアの切花を「ミモザ(Mimosa)アカシア」と誤用してしまったようです。そこから、フサアカシアのことをミモザと呼ぶようになったと言われ、それが日本でも定着してしまいました。
ミモザは、主要な産地のフランスの街モンドリューラナープルで、1931年から毎年2月にミモザ祭りが開かれています。1月~2月になると街全体がミモザでミモザの金色に染まります。もちろん、このミモザもフサアカシアだそうで、誤用を正せば【フサアカシア祭り】です。
言葉というのは生き物ですから、常に変化してしかるべき。たとえ、誤用でも大勢の方が使用を認めれば、将来的にはそれが正しくなっていきます。ミモザを見て、「いやいや、あれは本当はフサアカシアっていうんだよ。かくかくしかじか」と誤用を改めても場の雰囲気が微妙になるようなら、心の中にそっとしておく方がよいこともあります。
また、イタリアでは、毎年3/8(国際女性デーの日)はミモザの日として、男性が女性にミモザの花を贈って感謝を伝える日になっています。
いつもお世話になっている女性に感謝の意を伝えたいものです。
その際は、しっかりとお辞儀をして・・・
学名
~名は体を表す⁉…
学名は世界共通の名前です
Acacia
-アカキア-
とげのある、鋭い
dealbata
-デアルバタ-
白くなった※
※おそらく樹皮の色、
若芽の色が白色や銀色で
あることから(不詳)
美
植物たちは様々なシーンで
魅力的な姿を見せてくれます