#0059トキワマンサクLoropetalum chinense

トキワマンサク
Loropetalum chinense

常に盤石で元気な万作さん

科名:マンサク科
属名:トキワマンサク属
学名:Loropetalum chinense
原産地:日本(静岡県、三重県、熊本県)など一部のアジア地域
開花期:4-5月
常緑低木、小高木
※写真はベニバナトキワマンサク

個性

植物たちには
それぞれ個性があります


・細長い4枚の花弁を咲かせる。(色は白、淡黄色や紅などがある)

・リボンのような花弁が可愛い。

・マンサクが落葉樹であるのに対して、こちらは常緑樹

・日本での自生が確認されているのは、静岡県湖西市、伊勢神宮、熊本県荒尾市のみ

・手間がかからず、寒さや日陰にも比較的強いため、生垣に向く。

・生垣を覆うように咲く花は非常に見栄えもする

「ワシか?ワシは常盤万作じゃ!」
常盤は常緑であることを意味し、万作は、マンサクの花に似ていることを意味します。氏名のようでどこか親近感がわきます。

4~5月頃、白色の(赤色の種もある)細長いリボンのような4枚の花弁を咲かせます。枝先に密集して咲くのでホント見応えがあります。常緑樹ですし、丈夫で育てやすことから日本でも生け垣として利用されることが増えてきました。

国内ではここ三重県の伊勢神宮で自生しているのが発見されましたが、自生地は他では静岡や熊本の一部のみで限られています。自生するものとしてはレアなマンサクなのです。 

ちなみに万作という名前、ちょっと変わってますよね。調べてみますと、早春、真っ先に咲くので「まず咲く」という言葉が変化して付いた名前という説があるようです。

普通のマンサクは落葉樹ですが、トキワマンサクは、常緑樹。

常磐の万作さんは、一年中葉をつけているほど、常に盤石で元気な万作さんというわけです。

学名

~名は体を表す⁉…
学名は世界共通の名前です


Loropetalum
-ロロペタルム-

「loron」…革ひも

「petalon」…花弁

革ひものような花弁に由来

chinense
-キネンセ-

中国の

植物たちは様々なシーンで
魅力的な姿を見せてくれます


トキワマンサク Loropetalum chinense