ツワブキ
Farfugium japnicum
英名はLeopard Plant(ヒョウの植物)。上品な苦みとともに…
別名:ツワ、イシブキ、イソブキ
科名:キク科
属名:ツワブキ属
学名:Farfugium japonicum
原産地:日本、および東アジア
開花期:10-12月
常緑多年草
個性
植物たちには
それぞれ個性があります
・常緑の多年草。秋から冬にかけてキクのような黄色い花を咲かせる。
・和名ツワブキ(石蕗)の由来は、艶のある葉っぱのフキ(蕗)、艶葉蕗(つやはぶき)が転じたという説がある。諸説あり。
・フキは秋に落葉するが、ツワブキは常緑。別属の植物。
・日陰でもよく育つ。
・お寺や神社の、神秘的で鬱蒼とした林によく生えている。
・食用にしている地域もある。ただ、フキと同様に灰汁抜きが必要。
・民間薬としての利用もある。蓮蓬草(レンポウソウ)や橐吾(タクゴ)と呼ばれる生薬がある。葉に強い抗菌作用がある。
つやのある大きな葉が特徴的で、毎年、秋から冬に、キクに似た黄色い花を咲かせます。よく神社やお寺などでも見かけることが多い花ですね。
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「ツワブキ」の名前は、「艶のある葉を持ったフキ(艶葉蕗;つやはぶき)」から転じたとする説や、「厚い葉を持ったフキ(厚葉蕗;あつはぶき)、から転じたとする説など諸説あります。どちらにせよ、「蕗(フキ)の葉」に似ているということですね。
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鹿児島県や沖縄県、西日本の一部の地域で、フキと同じように葉柄(葉の一部で、茎を繋ぐ部分)を食用としています。
しかし、ピロリジジンアルカロイドという毒性成分を含むため、より丁寧な灰汁抜き作業が必要であり、フキよりも準備に手間がかかるようです。
肝心の味は、場所によっては少々苦みがあるようですが、蕗に比べて爽やかでコクがあって美味しいようです。
まだ食べたことがありませんので、いつか食べてみたいです。
学名
~名は体を表す⁉…
学名は世界共通の名前です
Farfugium
-ファルフギウム-
「far」…粉
+
「fugio」…消える
(※諸説あります)
ツワブキ属の若い葉や花芽などについた綿毛が粉のよう見え、それが徐々に消えていく様
japonicum
-ジャポニカ-
日本の
美
植物たちは様々なシーンで
魅力的な姿を見せてくれます