#0033ニオイバンマツリBrunfelsia australis

ニオイバンマツリ
Brunfelsia australis

昨日、今日、明日
いや、直ぐに!

科名:ナス科
属名:バンマツリ属(ブルンフェルシア属)
学名:Brunfelsia australis
原産地:ブラジル、アルゼンチン
開花期: 4-7月
常緑低木(寒い地域では落葉する)

個性

植物たちには
それぞれ個性があります


・常緑低木で、最大の特徴は、花色が紫から白へ変化すること。一株で2度おいしい。

・爽やかな香りもある。3度おいしい。

・漢字で書くと「匂蕃茉莉」
      |
   匂(香り)のある、
   蕃(外国)の、
   茉莉(ジャスミン類)

・「香りのある、外国からきたジャスミン」(但しジャスミンではない。)

・熱帯性の花木だが、寒さには比較的強い。

ニオイバンマツリ。漢字で「匂蕃茉莉」と書きます。

匂(香り)のある、蕃(外国)の、茉莉(ジャスミン類)の意味で「香りのある、外国からきたジャスミン」を表しています。

ただしジャスミンではありません。ジャスミンがモクセイ科ソケイ属に対して、ニオイバンマツリは、ナス科ブルンフェルシア属。全くの別属です。

ジャスミンのような良い香りがするということです。植物の名称では、こういう紛らわしいことが多くて混乱します…

ニオイバンマツリの特徴は、花の色が日ごとに変わること。【紫】から【白】へ変化します。

綺麗なグラデーションで、一株でいろんな表情を楽しむことができます。この移り変わる様子から、「浮気な人」なんて花言葉も付けられてしまうことも…。

でも、ご安心を。花言葉は他にもあり、「夢の名」「幸運」「熱心」などプラスの意味もちゃんとあります。

英名がまた印象的で刺激的。

Yesterday-Today-and-Tomorrow(昨日今日明日)とか、Kiss-me-quick(すぐにキスして)。ニオイバンマツリという渋い感じの名前と同じ植物とは思えない程、オシャレな名前です。

ちなみに、この花には毒があるので、この花とのキスはあまりお勧めできません。

花は正直です。浮気などせずに、しっかりと愛情をかけて育てればその愛情に答えてくれるはずです。

What’s your name?

この植物、英名で何と言う?


Yesterday-Today-and-Tommorow

昨日、今日、明日

日を追うごとに色が変化する様子から

Kiss-me-quick

すぐにキスして

変化する花色→心移りする→浮気
→すぐにキスして(かもしれない…)

学名

~名は体を表す⁉…
学名は世界共通の名前です


Brunfelsia
-ブルンフェリシア-

ドイツの神学、植物学者オットー・ブルンフェルス(Otto Brunfels)
に由来

australis
-アウストラリス –

南方の、南半球の

植物たちは様々なシーンで魅力的な姿を見せてくれます


白と紫とその中間色が初夏の香りを漂わせてくれます。